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18番地の蟹さん

蟹が見たサッカーの感想をはじめとした諸々の雑記。たまにアニメとアクション映画。個人的なメモとして。

栗原圭介監督契約満了。3年間を振り返ってみる件。

記事書くのに時間かかりすぎて今更なんですが・・・

11月8日、クラブより栗原監督との契約を更新しないことが発表されました。トピックスはこちら

 

まあ今シーズンの成績からして仕方ないと思うし、開幕前に「2位以内を目標にしたい」と言っていた中で現在13位ですからね。3年間監督を続けてまさに勝負の年だったわけなんですがなんとも残念な結果になってしまいました。

とはいえ福島のJ3リーグ入りからここまでチームを率いてきたのは栗原監督ですし、トップチーム指導経験がない中で決して恵まれた環境とは言えない福島ユナイテッドの監督を引き受けてくれたことには大いに感謝しています。

 

そんなわけで栗原監督とクラブの3年間を振り返ってみようかと思います。長いから目次付けてみた。

 

2014シーズン

まず先に言わせてもらうとこのシーズンのことは結構前の事なんで僕自身うろ覚えです。

JFLからJ3オリジナル12に滑り込むことに成功した福島。しかし当時の監督である時崎悠Jリーグの監督に必要とされるS級指導ライセンスを保持していないのでチームの指揮をとるこができないため退任。そこで招聘されたのが栗原圭介。一応湘南ベルマーレに所属していた事もあるので湘南側からの仲介があったのかもしれません。トップチームどころかユース指導経験もないということから若干の不安はあったものの、ポゼッションという福島スタイルを作り上げるべくスタートしました。

開幕戦はアウェイで前年度JFL王者の長野戦でしたがまあ順当に敗戦。色々あってこの試合は東京で行われたし、J3の歴史的開幕戦ということで僕も東京まで観戦に行ったんですけど、まあ酷かった。典型的な「パスを回すことを目的としたサッカー」を展開してひたすらバックパスの嵐でまともに攻撃にならず。なんか最前線にもドラか石堂が陣取るとか言う実質ゼロトップみたいなフォーメーションで本当に攻撃にならなかった。流石にこれではいかんとその後は普通にCFを置くようになったけどその後も勝てずに開幕から6戦未勝利。ここで栗原監督伝家の宝刀『勝てないときはGKを替えてみる』が発動。見事に初勝利をもぎ取ります。

その後も負けが先行しながらも攻撃は段々と形になり始め、パスワークも幾分スムーズにはなったものの追い越していく動きとかスペースを作る動きとかはあんまり見られなかったり。そんなに失点はしないけど何より点が取れなくて勝ちきれない、逆転勝利も1回のみと、勝負弱さが目立った印象。最終的に33試合9勝9分15敗30得点38失点で12チーム中7位という成績になりました。

なーんて言っても正直このシーズンは監督、フロント、サポーター含めて「つなぐサッカーの土台を作るシーズン」と位置づけていたし、JFLからJ3移行組では最下位の成績だっただけにそんなにネガティブになるほどのものでもありませんでした。

栗原監督はこのシーズン4-3-3をメインに3-4-3とかのフォーメーションを採用。ボランチが本職の石堂をウイングで主力として起用したり、鴨志田、村岡らにトップ下という新境地を開かせるなどコンバートで選手を活かしたり、若手を大胆にスタメン起用するなど育成の手腕を随所に披露。ただしこの頃から既に、試合内容に関わらず70分付近まで選手交代をしない癖は出てまして。選手交代の遅さはちょっと気になるところでした。

 

2015シーズン

土台作りを経て戦力もアップした栗原政権2年目。開幕戦こそ自滅したものの、「先制されても追いつく」「ビハインドを跳ね返して逆転する」といった試合が増えて着実に成長しました。ロングボールによる攻撃が多かったとはいえスピードのある前線の選手がしっかりと高い位置に起点を作ってくれたし、自分からドリブルで仕掛ける選手が多く相手を押し込めるようになったり。特に大卒ルーキーの齋藤恵太、星広太、星雄次が何度も素晴らしい連携とスピードでチームに勝利をもたらしました。最終的に左サイドの星ツインズの縦関係からの突破と怪物じみた速さの恵太のアタックの破壊力自体は上位陣にも匹敵するものがありました。とはいっても星ツインズの双子故の華麗な連携は本当にこの2人でしか再現性がなかったから栗原監督の指示じゃないのかも。それに、つなぐサッカーから最終的にとにかく齋藤恵太のスピード任せの突破に頼り切りになってしまったのは結果からすると16シーズンの監督自身の首を絞めることに繋がったのかなあ・・・このシーズンは首位をひた走ってた山口を撃沈したり、今まで一度も勝利のなかった相模原から勝利をもぎ取るなど結構ポジティブなシーズンでした。結果は36試合13勝10分13敗42得点48失点で13チーム中7位。

一応このシーズンは連動したパスワークがそれなりに良くなったし、遅攻傾向だった攻めも恵太の飛び出しをはじめとして改善。前線が連動してプレスをかけて高い位置でボールを奪う守備も形になり始めたりして土台作りからちゃんとステップを踏んで内容が向上していました。しかし相変わらず、ボールをつなごうとするスタイルからハイプレスショートカウンター型の相手にはめっぽう弱く、パスミスからの失点が多いという弱点は改善されず。またアンダー世代の選抜チームなどのテクニックに優れた選手には簡単にはがされる守備陣のアジリティの不足も目につきました。夏場には大量失点での連敗を繰り返したりしました。良い形で攻めてもフィニッシュ精度を欠き、そのまま流れを失う、一度流れを失うと取り戻せない、そういう試合運びの強かさが足りなかった気はします。

このシーズンは4-3-3を最初は使用していたものの、相手に合わせた3-5-2などを交えつつ最終的に4-4-2フォーメーションに落ち着きました。栗原監督はこのシーズンもルーキーの恵太、広太、雄次を手早く主力に育て上げ、適性を見て安東をCBに、拓門を右サイドハーフにコンバートして起用するなど育成にはやはり手腕を発揮。特にサイドが主戦場の高速ドリブラーだった恵太にポストプレーを仕込んでCFとして開花させたのは素晴らしかった。

 

2016シーズン

主力を何人か引き抜かれたものの大半の選手を維持し栗原政権3年目へ。開幕は15シーズン終盤を連勝と無敗で駆け抜けた秋田相手に終了間際に同点ゴールを決めてまあ悪くない滑り出し。その後も元J2富山に引き分けたり、苦手相模原に負けたりしつつ、降格してきた栃木に勝利。このあたりまではまあこんなもんかなくらいの悪くない入りかと思ったものの、6節藤枝戦で誤審によって勝ち点を落とすとその後も1試合置きくらいに誤審とか怪しい判定で勝ち点をポロポロ落としていき波に乗れず。

誤審はあったにしてもどういうわけか今シーズンはパスワークを捨ててCFめがけてロングボールをボコボコと蹴り込んだりDFラインからの放り込みで一発裏抜け狙ったりと稚拙な攻めが目につきました。結果として支配率が低くなり疲弊したチームはプレスがかからなくなり失点。また、前線からのプレスが立ち上がりは有効にはまるものの、相手が慣れてきた前半30分あたりからプレスがかいくぐられるようになるとボランチ以下守備陣がリトリートして自陣ボックスに釘付けになり波状攻撃を許す展開が繰り返されました。ここでバイタルにプレスに行けなくなってミドルを食らう、不用意にゴール周辺でファールをおかしセットプレーを与える、クロスやセットプレーのクリアが不十分になり混戦から決められる、といった失点を毎試合のように繰り返します。このあたりがいつまで経っても改善されずに勝ち点を落とし続けました。

攻撃も「どこからでも得点が取れる攻撃」を志向した結果、誰が点を取るのかが決まらないまま攻めこむためシステマチックな攻撃にはなりませんでした。また、安易なロングボールでの攻撃が通用せず、結果的に遅攻が多くなり相手にブロックを組まれ、そのブロックを打ち崩す術を持たない。率直に言えば樋口がいかにして点を取るかという形を作ればもう少し成績は上向いたんじゃないかと思うんですが、まあ引き抜かれたまた初めからやり直しだしね。

結果は残せなかったものの最終的に上位ともそこそこに渡り合ったり決定機も作れるようにはなりました。しかしその作ったチャンスを決めきるところまではいけなかった。それは選手の質的問題でもあるし栗原監督の今の力の限界だったんだと思います。現在2試合を残して28試合7勝9分12敗35得点40失点16チーム中13位。

フォーメーションは4-3-3メイン。4-3-3とはいってもウイングは守備に降りてきてあまり高めのポジションは取らず、トップ下はCFと共に高い位置からプレスをかけたり裏抜けを狙うので実質的に4-4-2といえる形でした。今年もCBの高聖を攻撃力を見込んでSBで使ったり、梅井をパワープレー要員を経てCFとして起用するなどコンバートで選手を活かし、蓮沼や前田やアレックスといった若手を主力のレベルまで引き上げました。やはり育成の手腕は確かなものがあるかと。

 

総評

率直に言って栗原監督は勝負師としては1流とはいえません。ここ一番で勝負に出る、勝ちに徹する、ということが出来ない監督だった思います。逆境を跳ね返す強靱なメンタルを選手に植え付けることは出来なかったし、「何となく押し込めてるんでけど点が取れない」と言う状況で思い切って選手を替えられないし、それは守勢に回っているときも同じでした。守備で山積していた課題は3年間でも大して解決出来てないし、特に守備陣の指導は今ひとつでCBやボランチがリトリート中心の戦術でボールを奪う事より崩されない事を気にするあまりかえってミドルやセットプレーのチャンスを与えることとなりました。この課題を修正できず同じパターンでの失点を繰り返したのが致命的だった。戦術の引き出しも策士と言うほど有るわけではないし、齋藤恵太の突破しかり、梅井パワープレーしかりと苦しくなると単調なオプションに頼り切りになって余計に勝ちが遠のくこともしばしば。選手起用も「チャンスを与える」という方針の下エースを控えに回したり、スタメンをコロコロ変えたりして戦術の浸透がままならなかったりしたことは反省点ではあると思います。

しかし前線から連動したプレスでショートカウンターに持ち込んだり、サイドに起点を作りつつクロスで相手を仕留める戦術は一定の成功を果たしました。ドリブラーの打開力を中心とした攻撃も、テクニックやフィジカルを駆使したキープを中心とした攻撃もどちらでもそれなりの攻撃の形を作れたことは選手のタイプによらずチームを作れることの証明でしょう。

選手起用についてはCFに大型の選手を置いてロングボールからのポストプレーを中心として攻撃を展開することを好み、尚且つ広いプレーエリアを求める傾向が。本来ポストをあまり得意としない選手でも、サイズがあればポストプレーは必ず仕込みました。また、当たりの強さやキックの精度が高めな選手はボランチの選手などでもサイドハーフ、ウイングとして攻撃の起点として用いる傾向が見られました。CBはビルドアップ能力を求めるため、守備力に多少不安があっても主力として起用することも。またキック精度の高い選手はCBの選手でもSB起用することも。サイドにキックの精度の高い選手を置くことを好むようです。フォーメーションは基本的に4-3-3や4-4-2を用いました。

栗原監督の最大の評価点は選手の育成能力だと思います。ルーキーからベテランまで、年齢に関係なく練習から良いアピールが出来ればスタメンで起用したり、リード、ビハインドの状況問わず交代選手として起用しチャンスを与えて戦力の底上げを目指しました。試合に出られない選手(特に若手)には今何が足りていないのかしっかり伝えて成長を促しましたし、適性を見て様々なポジションにコンバートして活躍させるなど、選手の能力を引き出す、育成すると言った点については十分な力量を持っていました。

 

最後に

僕は今シーズンの栗原監督のこと割とボロクソに言ってきたんだけど(特に28節盛岡戦後は流石にもう耐えられんかった)、3年もチームを率いてくれた人といざお別れとなると意外としんみりしてしまいました・・・ただ福島ユナイテッドがまず成績面で結果を残すことで新スタジアム建設のムーブメントを起こそうとしている中で監督のスタイルとのミスマッチが発生してしまったのは本当に残念だと思います。ユース監督とかすごく良さそうなのだが。

栗原監督、Wikipediaなんかだと「人格者」と言われてるんだけどもそれは本当のなんですよ。いつもサポーターには丁寧に挨拶するし、基本的な受け答えの物腰は穏やかだし礼儀正しい。そして常に選手想いの監督でした。どんなミスによって勝ち点を落としても“選手達はよくやってくれた。結果は私の責任。”と決して選手を責めることはありませんでしたし、選手との対話を通して着実に成長させました。退任についてのコメントでも本来“クラブのますますの発展を願います。”なんてはテンプレートみたいなものなんですが、栗原監督は“選手たちの成長とクラブの発展を心より願います。”って言ってるんですよね。つくづく育成に手腕を発揮した栗原監督らしい選手想いなコメントだと思います。

 

あと2試合、連勝で締めくくり栗原監督とは笑顔でお別れしたいものです。栗原監督にはこの3年間福島を率いてもらったことに感謝しかありません。本当にありがとうございました。

これからも栗原圭介の指導者としてのキャリアに幸多からんことを!

 

福島ユナイテッドFC vs YSCC

10月23日、福島ユナイテッドはホームとうほう・みんなのスタジアムYSCCと対戦。3連敗で迎えたホーム戦ですが、クラブもOVER4163と銘打って集客頑張ったり、MIFA FCを迎えてのエキシビションマッチを企画するなどいろいろ頑張ってました。塁のシュート、鮮やかだったなあ。清水もはつらつとプレーしててとても良かった。

 

福島はロドリゴや野田や渡辺匠らが久々のスタメン。シーズン終盤に主力に定着し始めた蓮沼や杉野もスタメンに。パウロンとかアレックスはどうしてしまったのか・・・

YSCCは最下位とはいえ毎回きわどいシーンを作られている相手。ここで勝てないようだと最下位が迫ってくるし何より大観衆の前で勝利したいところ。

 

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結果は2-0で福島が勝利!

岡田は今シーズン初ゴール!梅井はJリーグ初ゴール!そして3度目のクリーンシート。スタッツやら何やらはこちら

 

YSCCさんは攻撃力に難があるのが課題なんですがそれでも福島は毎試合必ず失点してることから考えればクリーンシート達成は大きな自信に繋がるはず。そしてこの梅井の地を這うキャノン砲よ・・・岡田もダイナミックにドカーンとヘッド決めてくれて、どっちも最近の福島じゃ見ないゴールで気持ちの良いゴールでした。

 

まあ試合運びはというと、カウンターを食らって皆焦って帰陣したりサイドに引っ張り出されたりして前にプレスがかけられなくなってゴール前がぽっかり空いてミドルを食らうと言う場面や鈍足なCB陣が振り切られかけるという場面は多かったもののちゃんと守れてたし、ロドリゴや広太が飛び出しやキープして起点を作ったり蓮沼や石堂がサイドから精度の高いパスやドリブルでチャンスメイクしたりと攻め手は豊富だったかなと。まあ広太が決めるところで決めてくれたら言うことなしなんだが。

攻守共に相手の精度に助けられた部分は多々あるものの、セットプレーのチャンスをしっかり活かした攻撃と、植村が好セーブを連発してくれたことが勝利に繋がりました。やっぱりひたすら相手の裏を突き続けてくれるロドリゴと広太のコンビが効くのかな。

 

パスをつないで崩す形ではなかなか点が取れなかったり、先制したのは良いけどその後押し込まれる試合運びとか課題は大して解決されてないんですが、今シーズン低迷するクラブにとってこの勝利は大きな価値のある勝利。何気に2303人という今シーズン最多の観客の前で勝利できたのはリピーター増加の一助になるのではないかと。やっぱりゴールがダイナミックだったりすると印象に残りやすいんですよね。4163人以上を目指した中で、目標人数には全然届いてなかったし、クラブの告知ももうちょっとやりようがあった気はしないでもないんですけど、今シーズン観客数が1000人切った事は無いし、2000人を越えた試合もスポンサー様の動員や相手チームにホームジャックされるなどして何回もありました。地道に根付いてきてるのかなと思います。来シーズンこそ平均3000人を越えたい。

 

一応ここまでのチーム状態とか選手起用にいかがなものかと思うところは無くもないんですが・・・とうスタでのリーグ戦勝利は6月以来なのでとりあえずヨシとしましょう反省会はシーズン終わってから。

今回の勝利で11位セレッソU-23とは勝ち点1差、10位相模原とは勝ち点2差に詰めました。次節はアウェイでセレッソU-23と対戦。ここにしっかり勝って順位を上げておきたいですね。何気に得失点差も今-3なので得失点差プラスでのシーズンフィニッシュも夢じゃない。

 

それじゃ気になった選手についてちょこちょこと。

 

杉野・・・上背がないせいかやたら狙われ続けてたけどそつなく対応。やっぱりビルドアップの能力高いし、ミドルレンジの縦パスを通せるのは大きな武器だと思う。今シーズン最高のパフォーマンスだったのではないだろうか。小さい分もう少し機動力あるとなお良いのだが。

 

野田・・・最近はゴーソンや福岡に押され出番がなかったもののやはり右SBとしての実力はチーム内でもっとも高いと思う。攻守のバランスがとれてるし危なっかしいプレー少ないし。攻撃参加も積極的になったのでいよいよ完成されてきた感がある。

 

広太・・・クイックネスを駆使した飛び出しとドリブルで何度もゴールに迫ったし、実際チーム最多の5本のシュートを打ったものの無得点。つーか7月頭以降無得点。どうしてしまったというのだ・・・今回も得意のカットインからのシュートや植村のパント1発で抜け出したGK1対1が枠外だったのはいただけない。残り4試合でもう一度結果を積み上げて欲しい。

 

蓮沼・・・プロ入り後初のフル出場。精度の高いパス以外にサイドでのキープや、うまいボールの置き方をするドリブルで攻め上がるなど持ち味は見せた。あとは攻守におけるポジショニングとかちゃんとしてくれば来シーズンも主力に定着出来そう。タイプ的にもっとアシストの意識はあって良いと思う。

 

ロドリゴ・・・たぶん僕がプレーを見たのは5月以来なんだけど以前よりチームにフィットしてるし、裏に抜け出すスピード、ポストプレーをこなす当たりの強さ、自分で前を向いて仕掛けられる技術とかのバランスがFW陣の中では一番良いあたりも変わってない。とはいえシュートはうまいとはいえないし、良いポジショニングをしてもボールが供給されなかったりして不完全燃焼だった。いや、そもそもロドリゴがポストワーカー向きなのかよくわからないけど、アタッカーとして一通りのことが出来るのは身体能力の高さ故なのかな。正直もうひとがんばりほしいところ。

 

梅井・・・パワープレー要員から完全にFWにコンバート。自身Jリーグ初得点となったFKはお見事だった。てかDJカズも試合後インタビューで言ってたけどあんなシュート持ってたのな。展開がオープンな時間帯だったのでイマイチどういうスタイルでプレーしていくのか分からなかったけどああいう強烈なシュートは今後も武器になるはず。

 

 

J3リーグも残り4試合ながら、福島のホームゲームはあと1回。ぼちぼち契約満了の話が出てきそうで寂しいんですが、最後までこのフットボールシーンを楽しみましょう。クラブとしても良い形で終われるように、連勝でシーズンを締めくくりたいですね。

 

福島ユナイテッドFC vs ガイナーレ鳥取

10月2日に福島ユナイテッドはホームとうスタでガイナーレ鳥取と対決。天皇杯での中断期間や湘南開催のホームゲームを挟んだりしたので福島でのリーグ戦は約2ヶ月ぶり。

福島は天皇杯2回戦で横浜F・マリノスと対戦し、敗れはしたものの延長戦までもつれる戦いを展開。そのことが自信に繋がったのか、リーグ戦再開後は琉球、長野に連勝。前節秋田に敗れたものの長期離脱中だったロドリゴや石堂が戦列に復帰するなどの朗報も。

 

そんなわけで久々の福島でのゲーム。スタメンはアレックス、蓮沼、高聖など若手が名を連ねるなど序列に変化が出てきた印象。パウロンは負傷してはいないものの戸川がCBのスタメンを奪取。ここら辺は鳥取のアジリティに優れるアタッカーに対して戸川の経験値の高さによる対応を期待した起用ですかね。

ちなみに8月の大分戦で茂木弘人Jリーグ通算300試合出場を達成していたそうなので試合前に茂木には花束と惜しみない拍手が送られました。

負ければ鳥取に勝ち点で並ばれると言う試合。久々のホームで勝ちたいところですが・・・

 

 

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結果は1-2で敗戦。

うーん、75分間を数的優位で戦ったし、後半は完全にハーフコートゲームだったんだけどなあ・・・スタッツとかはこちら。福島のシュート数がアホみてえだなこれ・・・

 

開始早々にたたみかけた福島が次々とチャンスを作ったものの鳥取がファーストチャンスで先制。前半14分に相手DFが1人退場したものの、フェルナンジーニョが元からめっちゃうまいのにコンディションも良くて再三に渡って単独でアタッキングサードを攻略するもんだからアジリティで劣る岡田がやられまくっちゃいましてね。高聖と蓮沼の右サイドも狙い目にされてるしでなかなか苦しい前半。

特にフェルナンジーニョが別格過ぎて、鳥取はベタ引きしててもフェルが鋭い切り返しのドリブルとトリッキーなパスで次々とシュートチャンスを量産する圧巻の内容。

 

 広太達の素晴らしい連携から茂木がナイスシュートで福島ユナイテッドのクラブJリーグ通算100得点目を叩き込んだものの、今度は残念すぎるクリアミスからフェルに追加点を許し鳥取リードのまま折り返し。もう前後半それぞれ終了直前に失点するのはお約束ですね。セットプレーでまるで守れないのも大問題。結局ここで「ひたすら守ってドローでもいいや」という選択肢を与えてしまったのが痛かった。てかいくらフェルナンジーニョが凄いからって11対10になってからようやっと五分の試合が出来るってどうなんよ。

 

後半はフェルが早々に負傷したこともあってひたすらどん引き守備の鳥取。GK福島の好セーブもあって、広太のドリブル突破からのシュートも石堂の決定的なシュートも防がれる苦しい展開。次々送り込まれるクロスはことごとく味方に合わず、前ちゃんや蓮沼のミドルも虚しくゴールの遙か上に消えていき、とため息の連続。つーか樋口どこで何してんだちっともボールもらえねえな。俺が覚えてる後半の樋口はなぜか岡田からのパスをもらうためにゴール前からボランチの位置まで降りてくるぐらいだぞ・・・

結局後半ひたすらハーフコートゲームを展開したものの点が取れず。「セットプレーに人数は関係ない」とか言うけど福島本当にセットプレー下手くそだよなと。CKからヘッドで得点したのっていつが最後だろうか。あと毎回言ってる気がするんですけど、クロスに頼るような戦術取るならクロスの精度もうちょっと磨かないといかんのではないですかね。

 

最終的にパウロンを最前線に置いたけど今まで1度として成功してないパワープレーが実ることは無く敗戦。せっかく2000人以上の観客がきてくれたのにこんながっかりなゲームになるとは・・・

 

一応良かったところもありまして、同点シーンなんかは細かいパス交換で崩せてたし、アレックスと広太はガンガン縦を目指すから脅威にはなってたし、試合の立ち上がりは前からのプレスがハマってたし、アタッキングサードで人数かけられるような切り替えの早さとかがあればもっとパスコース作れる様な気はしたしで栗原サッカーが言い面も悪い面も一定の形を見せたなと。

 

それでは気になった選手についてちょこちょこと。

茂木・・・クラブのJリーグ通算100得点目を決めたのが福島県出身選手ってのは運命的だし、実際サイドバックでも攻撃性能は非常に高かったけど失点に絡むのはマイナス。そもそも鹿児島戦でもヘッドしたら誤審でPKにされるし大分戦もヘッドでバックパスしてボールかっさらわれるし今回もヘッドでクリアしたらミスしてかっさらわれるしなのでとりあえずお祓いでもしてもらおう。

 

レックス・・・強靱なフィジカルでポストワークをこなし、献身的なプレスから次々ボール奪取、前にスペースを見つければ猛然とドリブルで突撃しシュートまで持ち込むなどFWとしてやって欲しいことは殆どこなしてくれた。何より俺が俺がになりすぎず、味方にボールを預けたり、ゴール前のフリーの味方にラストパスを送りチャンスを演出するなど万能大型FWとしてメキメキと頭角を現してきた。あとはシュートがうまくなれば大化けするかも。

 

広太・・・果敢なドリブルとアタッキングサードでの閃きは健在。決定機に絡む回数は多いのでここぞという時の決定力が求められる。特に試合開始早々のシュートは決めたかった。あとサイドに流れたときのためにクロスも上達した方が引き出しが増えて良いかも。

 

蓮沼・・・柔らかく正確な右足のキックは確かな武器。これで相手の急所を突くパスをだせればなお良いのだが。割とおしゃれプレーも嗜好してるっぽいのでなんか完全に『右利きのドラ』って感じ。

 

福岡・・・圧巻の身体能力で面白いようにサイドを突破するんだけどそこからのクロスが残念なのがいかんともしがたい。守備も相変わらず危なっかしいのだが、求められるタスクをこなすためまずクロスの精度を磨くこと。

 

 

ちなみにこの結果によって今シーズン目標としてた昇格圏内に勝ち点が届かないことになりました。まあこのあたりは今更ではあるんですが、ここまで下位に落ち込むとも思わなかったなあ・・・とりあえずはセットプレーは攻守共にもう一度見直しが必要かと。あとはシュートもっと枠に飛ばしてくれ。今シーズンの守備についてはもう修正のしようが無い気がするというか時間が無いと思うので攻撃をとにかく磨いてくださいな。いよいよJ3ボトムズが見えてきたぞ。

それと、福島は極端に練習試合少ない気がするんですがチームのマネジメントとして意図的に少なくしてるんですかね?

 

あ、それとスタグルの赤黒ユナ丼がとても美味しかったのでそのあたりは満足です。あと応援ソング歌ってくれてるRANさんの歌声が(7月にきてくれた時も思ったけど)かなり力強くてスポーツ系のテーマソングとかすごく似合いそうだなあと。頼むから売れてくれ。試合以外の要素でも、様々な人たちが楽しませてくれるのは素晴らしいと思いました。

 

 

 

 

天皇杯3回戦 グルージャ盛岡 vs Honda FC

9月22日秋分の日に天皇杯3回戦が行われまして、僕はユアスタに行った次第。

最近サッカー見に行けてないなあと思ったのと、近くでHonda FCを見る機会もそうそう無いかなあと思ったので行ってきました。盛岡には元福島の益子義浩がいるし、Hondaには久野純弥がいるってのも大きかったんですけど。

 

やっぱり個人的に気になったのはHonda。福島のJFL時代の対戦は見られ無かったので一度は見てみたかったし、応援に来ると言ってたロック総統も見てみたかったし。何より唯一のJFL勢だし。

 

結果は1-2でHonda FCが勝利。スタッツとかはこちら

 

『アマチュアの雄』『Jへの門番』なんて言われるだけあってHondaはマジで強かった。盛岡が2人も退場者を出したのもその強かさや、正確な足下の技術をベースにした戦術によって終始主導権を握られたからに他ならないでしょう。そもそもHondaはJ2並の力は十分にある。

 

驚いたのはHondaのパスの速さ。国内3部クラスだとあそこまで早いパス回しはそんなに見られない。そして、サイドでボールを奪うと素早く中央へつないで相手を食いつかせると一気にワイドに開いてフリーになったサイドハーフにパスしてサイドを攻め上がるという戦術がシンプルながらも非常に効果的だったと思います。サイドにはたかれるのを警戒すれば今度は逆サイドに高速でボールを送り込むのでHondaは何度も面白いようにサイドに起点を作っていました。

 

盛岡も9人でのプレーを強いられるようになってからの守備は気迫に溢れるものでした。闘志を前面に出したプレーって良いよね。

 

あと嬉しかったのは久野が福島いたときよりうまくなってたし、らしさも見せてくれたこと。ポストプレーなんて習得してるし、シンプルにボールを落としたりサイドにはたいたりしつつ裏抜けを狙ったりと充実のプレー内容でした。Hondaの先制点も福島時代から変わらぬスピードスターぶりで盛岡DFを振り切った久野がアシストしたものでした。

 

益子も福島にいたときよりボランチの位置からうまくボールを配球してたし、守備も結構力強くなったなと。

 

試合以外にも印象的だったのはゴール裏。僕もゴール裏のスタンドにはいたのですが、本当に色々なユニの人たちがHonda FCJFL連合として応援してましてね。ソニー仙台ブリオベッカ浦安ヴァンラーレ八戸ラインメール青森ホンダロックJFL勢だけでなく、湘南ベルマーレ松本山雅藤枝MYFC福島ユナイテッドのサポーター達がまさに連合となってHondaのチャントを歌ってました。福島ユナイテッドサポは久野の段幕をひっさげての参戦。最近殺伐とした雰囲気のゴール裏もある中とても良い光景でしたね。

 

やっぱり福島ユナイテッドのファンである僕からしたら久野と益子が楽しみでは会ったんですけども、試合終了後に両サポーターへの挨拶が終わると2人はがっちりと握手して両チームの選手達が引き上げる中、ピッチでしばし談笑してました。とてもおいしい光景でしたね。福島をJ3に押し上げた功労者達のプレーをまた見られて、その2人が違うチームにいってもお互いをねぎらい続けるという場面を目に出来たことは本当に幸せなことだったなと思います。

 

総じてこの試合はHondaのアマチュアの雄という力を見せつけた試合でした。本当に良いチームだったと思います。浜松市に住んでる方は是非Honda FCの試合を見に行って見ることをおすすめします。Hondaのパスワーク、本当に面白いですよ。

 

福島ユナイテッドFC vs ザスパ草津チャレンジャーズ

8月27日土曜日、福島ユナイテッド天皇杯福島県代表としてとうほう・みんなのスタジアム天皇杯1回戦に臨みました。相手は群馬県代表ザスパ草津チャレンジャーズ。8月21日に辛くも、しかし意地を見せていわきFCを退けつかみ取った天皇杯福島県代表の座。その座を大切にしつつ横浜F・マリノスの待つ2回戦目指す試合となりました。

メンバーは杉野が今シーズン初出場。それ以外は主力で固めて特に変更はなし。あれだけ活躍しても樋口はベンチスタートなのか・・・

 

結果は4-1で福島の快勝。いつ以来だ4ゴールとか。

今回はハイライト映像なし。スタッツとかメンバーはこちら

 

 

 

 

ここ一番の集中力を発揮したいわき戦の反動なのかやたら緩くふんわりした立ちあがりであっさり押し込まれ最初のCKからまんまとザスパ草津チャレンジャーズに先制を許します。その後も早いプレスでパスコースを見つけられず、マイボールにしてもちぐはぐな攻撃を展開してはロストしカウンターを受ける状態の繰り返し。草津の両翼からの鋭いカットインにも苦しみました。前半に関しては運動量もアタッキングサードでの集中力も草津が上回っていました。

しかし福島も一応はJ3。39分にCKを岡田が高い打点で合わせて同点に。結果的に前半のうちに追いつけたのが勝利の最大の要因かと思います。

 

後半は開始早々に福島が逆転弾。広太が左サイドをドリブルで持ち上がるとオーバーラップした茂木に繋ぎ、茂木がクロス。逆サイドから走り込んだ鴨ちゃんが右足を振り抜き、見事なボレーを叩き込みました。鮮烈なボレー弾で逆転した福島は相手の運動量が落ちたこともあって勢い付き、試合の主導権を握ることに成功。

75分には交代で入った樋口が追加点。前ちゃんの鋭いミドルは相手GKにブロックされるも、、こぼれ球に詰めていた樋口がダイビングヘッドで押し込み勝利をたぐり寄せます。その後度々草津のカウンターに苦しめられるもフィニッシュ精度に助けられたり、内藤やDFラインの奮闘もあって1失点のまましのぎきり。

90分には相手DFに跳ね返されたボールを拾った前ちゃんが狙い澄ました鋭いミドルを突き刺し、試合を決定付けます。

 

終わってみれば福島が十分力を発揮して快勝。それにしても失点する癖は抜けませんね・・・

そもそも今回かなり緩い入りをしたもんだからあっさり失点したけども、前からプレスに行って外されて裏をつかれるのを避けたんですかね?でも強めにプレスに行くとレベル差もあって相手がミスしたり外に蹴り出したりしてたあたりからして、初めにガツンと行って主導権を握れればここまで苦しまなくて済んだ気がするんですけど。

あと攻撃の連動性を相変わらず欠いていると言いますか・・・ボールホルダーに対して少なすぎるサポートや守備から攻撃への切り替えの際に攻守分業状態で追い越してくる選手が全然いなかったりとか。流石に3トップだけを突撃させる攻撃では草津を破れませんでしたし。

 

とはいえ岡田や樋口のゴールは各々の良さが出たゴールなのでこういう形を増やしたいもの。樋口はこぼれ球に詰めるのうまいんだからみんなもバンバンシュート打ってこうぜ。アグレッシブに人数かけた攻撃すれば点とれるチームなんだからさ。

 

それじゃ気になった選手について。

杉野・・・今シーズン初の公式戦出場。カバーリングとかどんどん縦パス入れてくあたり持ち味は発揮できたと思うけど序列を覆すほどの活躍かというとまあその。機動力とか高さが無いのでそこをどうカバーするかが問題。

 

植村・・・ベンチメンバーながら後半開始前には選手一人一人に声をかけて鼓舞する姿が印象的だった。頼れるベテランの存在感はチームに良い影響をもたらすはず。

 

 

さて次戦は9月7日にニッパツ三ツ沢で横浜F・マリノスと対決。福島にはマリノスゆかりの選手が多いので楽しみな試合ですね。

一応9月11日にはリーグ戦があるので主力を投入できるかは微妙なところですが、それならそれでだめで元々なわけだし小山内とか負傷明けのロドリゴを使ってみたりすれば良いかと。ジャイアントキリング出来たら最高なんだけどもなあ。

 

つーかロドリゴ思ったより早く実戦復帰。練習試合にも出場してるみたいだし早く活躍が見たい。

 

それにしてもザスパ草津チャレンジャーズは良いチームだったなと。特に10番の選手のドリブルの切れ味はJ3以上でも通用しそうだったし。あと、3点差つけられたロスタイムでも試合を諦めずに1点でも返しに行こうとする姿勢には感動した。フットボールっていいもんすね。

 

 

 

 

 

福島ユナイテッドFC vs 大分トリニータ

さてさてあんまりな出来と暑さで更新遅れました。

 

福島ユナイテッドは8月7日にJ3リーグ第20節をホームで戦いました。相手はJ1経験のある大分トリニータ。この試合を最後にリーグは約1ヶ月の中断期間に入り、天皇杯の予選やら何やらに臨まなくてはならないため、2連敗6戦未勝利中の福島はなんとか悪い流れを断ち切りたいところだったのですが・・・

福島はメンバーを大幅に入れ替え、蓮沼が左ウイングで初スタメン、GK内藤が初出場。右ウイングには村岡が久々にスタメン入りし、ゴーソンも右SBに入りました。ついに栗原監督が「なんかチームの調子が悪いなと思ったらGKを替える」という伝家の宝刀を使用。

 

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結果は1-4で敗戦・・・今季最多失点。3失点目の岡田の鈍足ぶりには乾いた笑いが出ちまう。攻守共に精彩を欠きいよいよ危機的状況に。チームがバラバラじゃねえか(相手が大分なだけに)。スタッツとかなんやらはこちら

 

まずこの日は4失点の結果が示すとおり守備が全く整いませんで。それが暑さ故のものなのかDFラインとGKをいじったからなのかはわかりませんが、明らかに集中を欠いていたし運動量も少なかったと思います。バイタルでろくにプレスもかけずに前向かせるわ、サイドで毎回相手が浮いてるわ、中央に相手が入ってきても簡単にボール回されるわマークしねえわ。特に中央のザルっぷりは目を疑うレベル。1失点目とかはパスを通した方と抜けた方はうまかったにしてもマーク全くしてないし全員がボールウォッチャー。内藤が指示出すなり、岡田がラインとマークを統制するなり出来たと思うのですが・・・DFラインだけじゃなく、この日はチーム全体としてプレスが弱く、ボールを奪いにいけてなかったのが大きな敗因です。

そんで攻撃はボランチから下と3トップとトップ下が完全分業状態で、DFラインは前に蹴って終わりとか、3トップが前にパワーをもって出て行こうとする場面でボランチ以下が前に走るでも無く引いたままだったり。追い越す動きも少なかったし。明らかに前線にコースを作る動きが足りなかった。まあそれとビハインドで延々とバックパスしたりDFラインでボール回すのは勘弁してくれって感じでして。いくら前線が受けやすいところに動いてくれないにしてもとにかくネガティブで、後ろを簡単に選択しちゃうもんだから4失点目みたいなことが起こっちまったんだと思います。なんで茂木あそこであんな選択しちゃったのか。

 

栗原監督にしては珍しく後半開始と同時に選手を2枚替えたりはしたものの前線は軒並み空回り気味だったと言いますか。そもそも樋口1トップなのにロングボールやめーや。大分CBダニエル相手にロビングボールのポストプレーを試みる樋口は涙を誘う。それに栗原監督が広太のトップ下起用にやたらお熱な様ですけど、いい加減広太が体を当てちゃえば無力化できるってバレてるのに中央の密集地帯をドリブル突破させるのは無理があるか結局中央でひたすら相手に潰され続けて広太はこの日持ち味を生かせませんでした。そもそも広太がサイドに置かれても自分で中に行き過ぎてプレースペースを自分で消しちゃってるきらいはあるにしても、左サイドからのカットインで持ち味を発揮する広太をトップ下に置くのは有効じゃない気がするんですが。

攻撃はチャンスが無かったわけじゃないけど1トップ樋口の意味とか薄かったし、セットプレー、クロスの精度が上がらないことには・・・

 

監督の責任は大きいにしても選手の問題もあると思いまして。4月の相模原戦でも勝ちへの執念が見えないとかって言った気がしますけど、今回もそんな節はあったと思います。ホンヨンや樋口や広太はとにかくいつも以上に前を目指してましたけど、バックパス、ボール回ししてた選手たちは勝ちよりもミスへの責任を重視してるんじゃないかと思えちゃったり。まあそういうマインドのチームを作ったといえる監督にも責任はあるのかもしれませんが。

 

大分さんは強かったけども自分たちでゲームを壊した福島が、今シーズンの勝負弱さを象徴していたなと。はっきり言ってこのゲーム初めて見た人は二度と来ませんよ。ホームでそんな試合を平気でやっちゃうんだもんなあ・・・U-15が全国大会にいく金がねえってんで寄付呼びかけてる前でこの無様なゲームを出来るってのにがっかりした。こんな負けした試合で寄付してくれなんていうのしんどいぜ?

とりあえずもう僕は天皇杯に期待するのはやめたんで、この中断期間でチームの立て直しを図ってもらえればそれでいいっす。期待しねえってのもひどい話だと思うけど、今年の飛び抜けた勝負弱さからしたらなあ。もっと攻撃の仕方あると思うんだけどなあ。

 

じゃあ気になった選手について

内藤・・・今シーズン初出場だが4失点とボロボロ。それでも2点分くらいは止めてた気はする。いつもの陽気なキャラじゃなく、引き締まった表情してたのは印象的。

 

岡田亮太・・・ラインコントロールやマークの確認やらのDFラインの舵取りが全然出来てなかったのが痛い。ここを改善してもう一皮剥けてほしい。それが出来ればJ3屈指のCBになれるはず。ちなみにイエロー累積で次節出場停止なので今シーズンフルタイム出場ならず。

 

前田・・・抜群の攻撃センスを今回も発揮。もっと前へベクトルを向けて自信をもったプレーをすればまだまだ化ける。

 

村岡・・・馬力のあるドリブルと器用なキープと繋ぎに成長の跡。頼もしさはどんどん増しているので、あとは得点がとれれば。そのためにゴール前でのポジション取り改善を。

 

蓮沼・・・初先発でようやくベールを脱いだ新卒。どうもドラに近いプレースタイルっぽい。右足のキックが鋭く高精度だった。動きだしとか守備がまだまだ甘いっぽいので早いとこそのあたり成長してくれ。

 

ホンヨン・・・久々の出場ながら果敢な攻撃で一矢報いるゴールを挙げ気を吐く。ゴールは以前のホンヨンらしいセンスあるゴールだったのでここから調子を上げていってほしい。

 

 

ロドリゴや石堂が離脱しているので、ホンヨンや蓮沼、村岡らに攻撃陣を支えてもらう他ないのが現状なのでみんな頑張ってくれ。僕としてはホンヨンもしくはアレックスと樋口の2トップに左サイド広太、右サイド村岡で良いと思うんだけどなあ。

福島ユナイテッドFC vs カターレ富山

7月16日土曜日にJ3リーグ第17節が開催され福島は富山とホームで対戦。今回のホームゲームはあいづ陸上競技場での開催。JFL時代より負けの無い相性の良い地でのゲームとなりました。

勝利を目指す福島はパウロンが負傷離脱?のようでベンチ外、チーム得点王樋口はベンチスタート、両SBに若手を起用とかなりの入れ替わり。注目は初先発の酒井高聖

 

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結果は1-1のドロー。負傷から復帰したドラと初先発ゴーソンが結果で答えたものの誰が出ても失点する守備の課題が改善されず。これでリーグトップの引き分け数に。メンバーとかスタッツはこちら

 

ハイライトだとそんなでもないんだけど、後半に関しては福島が終始押し気味に試合を進めました。それだけに勝たなきゃいけない試合内容だったのですが。ドローとはいえポジティブな内容だったと思います。

 

まずなんと言っても今節は若手が躍動しました。福岡は左SBから再三ドリブル突破で好機を作り出したし、右SBのゴーソンも果敢に攻撃参加しアシストを記録しました。ボランチの前ちゃんもどんどんボールを受けて捌くし守備でも労を惜しまず走りました。特にゴーソンと福岡の両SBは守備時に危なっかしさはあったものの攻撃時は特大の貢献。得点シーンなんて両SBが同時に攻撃参加したからこそ生まれたわけだしね。

また、負傷から復帰したドラも卓越した左足の技術で創造性をチームに注入し、石堂不在のチームの戦術に幅を持たせてくれました。ドラはここ数年で最高のパフォーマンスなのでは。それと、30度近い暑さの中で90分間スプリントを続ける鬼のプレスマシーンと化した鴨ちゃんは化け物じみてるなと。

 

ポゼッションしようとする富山に対して今節の福島のプレスはうまくはまり、サイドからSBとウイングが連携して何度もチャンスを作り出せていました。それだけにクロスの精度であるとか、ペナルティエリアに走り込む人数とかをもっと突き詰めてやれれば追加点がとれたのかなあと。せっかくアレックスみたいなデカい的があるんだし。それに広太がドリブルで仕掛けてもなかなか選択肢が見つからずロストに繋がっていたので広太へのサポートももっと徹底していってほしいかなと。広太がそのままミドルシュートにもっていってもいいんだけどさ。

失点についてはいつものように守ろうとしてズルズル下がってプレスが後手になったりセカンドボールに触れなくなったりしてるところでミドルを食らっての失点なんですが、このパターンもうお約束の域に入ってきたな・・・

 

結局今シーズンのお約束とも言える、「幸先良く先制して守りに入って耐えきれず失点して勝ち点を取りこぼす」という黄金パターンなんですが、17試合もやってこれだけ勝負弱いのも重傷だなあと。

 

まあそれでもゴーソンや福岡の活躍は今後に期待が持てたし、アレックスもどんどんチームに馴染んできてるので悲観するような状況じゃないし、ここまでクリーンシートが1試合のみとはいえ大崩れしない守備陣も決して悪くないと思います。あとは攻撃のキーマンの広太や樋口をどう活かすのかを確立させられれば、上位に食い込むのも夢ではないと信じています。まあ樋口をこの中にピースとして当てはめるのがなかなか難しい気がするけども。戦術的なところで。

 

とりあえず今回はドローとはいえポジティブな内容だったので比較的上機嫌です。審判もすごくまともな人だったし。なんせ若手の躍動が好材料。フレッシュで勢い任せな攻撃も時には良いもんだと思いますよ。蓮沼ももっと頑張って活躍してくれ。

 

それにしてもゴーソンへの黄色い声援すごかったなあ・・・流石イケメンは強い。