18番地の蟹さん

蟹が見たサッカーの感想をはじめとした諸々の雑記。たまにアニメとアクション映画。個人的なメモとして。

J3リーグ開幕前夜!2017シーズンの福島ユナイテッド選手、監督メモ

はい、今年もやっておこうと思います。言い訳させてもらいますと実家がとんでもなくバタバタしてて練習全然見に行けてませんので今年もテキトーな事をのたまいます。一応9日に練習見てきました。個人の感想が非常に多いです。

今回記事分けるのが面倒なので長々と全ポジションまとめて1つの記事にします。

 

GK

16番 堀田大暉

久しぶりの大卒新人のGK。フィードに巧さのある現代型GKだけど、やっぱり期待したいのはレスポンス。他のGK2人よりだいぶ若いわけだし。ポジション争いについては白紙状態なので開幕戦スタメンも十分狙える。ステップアップするべきなんだけど、個人的には向こう5年くらい福島のゴールマウスを守る選手になってほしい 

 

21番 岡田大

GK陣最年長。万能型でなんでもこなせるGKだけどここ数年は3番手の地位を覆せず。今シーズンこそポジション奪回なるか。レスポンスはなかなかいいのでベテランらしい安定感のあるプレーが出来るかが鍵になりそう。ちなみに昨年に引き続き彼女が欲しい模様。

 

34番 内藤友康

チーム最古参の古株。当たってるときはとことん強いGKで、がっちりとした体格なのでハイボールにも強いし、フィードもなかなかうまい。試合に出られないときなどでもムードメーカーとしてチームを盛り上げられる。クラブの歴史を知るベテランなので、プレー以外でもチームに貢献していけるだろうけど、シュートへの対応とか準備がもっと洗練されれば絶対的レギュラーは堅そう。 

 

DF

2番 岡田亮太

DFラインの柱となるCB。力強い対人守備や空中戦の強さに加えて、両足から正確なフィードを蹴ることが出来る。スピードは無いものの身体を張ったシュートブロックやクレバーな対応からのボール奪取などでゴール前の壁となる。一応SBもやれるので今年もフル稼働することになりそう。守備力とキック精度はハイレベルなので、あとはライン統率とかカバーリングさえ出来れば完璧なCBになれそうなので今年こそさらなる成長に期待。

 

3番 小山内貴哉

本職は右SBだがCBにも対応可能。パワフルなプレーとか運動量が持ち味っぽい。DFラインの人員が足りていない現状では守備のマルチロールの存在は貴重なので怪我無くシーズンを終えて欲しい。今年こそ首の太さを活かした力強いプレーに期待したい。

 

7番 茂木弘人

いよいよDFに固定されたベテランの福島県出身選手。入団当初は得点力不足解消の鍵とか言われてたのは無かったことにされたのかしら。SBを主戦場とし、スピードやフィジカルを活かした鋭いドリブル突破や経験に裏打ちされた適確な守備が光る。高精度のクロスでのチャンスメイクができ、右利きだが状況に応じて左足からも高精度のボールを蹴れるのがかなり効いてる印象。今シーズンはCBもやるっぽいんだけど、身体能力は高めだから対人は十分期待できるだろうし上背も気にならないのかも。あんまり声出したりするタイプじゃないけど数少ない地元出身選手としてフル稼働してほしい。

 

25番 杉野健斗

178cmとCBにしては高さが無いもののカバーリングとかビルドアップ能力に優れる。DFラインの管理は結構出来てるし、上背が無い分を技術でカバーできるようになってきた。何よりフィード、ビルドアップの能力はDF陣で最も高いと思う。対人守備にもっと力強さが出てくれば絶対的なDFラインの柱となれるはず。欲を言えばスピードとかもう少しほしい。

 

30番 木下高彰

水戸から期限付き移籍加入のCB。高さ、強さ、技術は十分にあるようなのであとはカバーリングとか出来れば主力は十分務まるんじゃないかしら。気持ちを前面に押し出すプレーを売りにしているようなので岡田とお互いを補完し合うような存在になれれば理想的か。スピードのある万能型CBはなんだかんだと貴重である。

 

MF

4番 川上竜

大卒ルーキーのボランチ。中盤ならどこでもこなせるみたいだし運動量も豊富。正確なボールコントロールに加え両足共にキックが正確でプレースキッカーも務められるが、本人は運動量と守備とか周りを鼓舞するプレーを重視してる模様。ボールを捌く能力、チャンスメイク能力は申し分ないようなので即戦力として大いに期待できる。ルーキーながら結構声だして周りに指示飛ばしてるんで非常に頼もしい。

 

5番 渡辺匠

今シーズンの主将にして福島県出身のベテランボランチ。寡黙な茂木とは反対に大声で周りを鼓舞し、激しい守備で中盤を引き締める。展開力とかパスセンスはボランチの選手の中ではそんなにある方じゃないんだけども、中盤の底で守備的な役割をこなせる貴重な選手。プロとしての手本となり、喜怒哀楽を前面に押し出すプレーでチームを盛り上げるとにかく熱い人。今年はポルトガル語通訳も務める。

 

6番 鴨志田誉

本職はボランチだったはずなんだけどトップ下とかSBとか色々出来るユーティリティ。今年は戦力が手薄なSBが主戦場となるか。持ち味はダイナモとしての驚異的な運動量で、試合終盤でも相手を追い回しひたすらスプリントし続けられる。技術面はそこまで期待できないけども戦術理解力やタスク実行力は非常に高く、必要な所に常に顔を出してくれる計算できる選手。めちゃくちゃまじめな人。

 

8番 石堂和人

闘志を前面に押し出すプレーとキャプテンシーでチームを引っ張るベテラン。今シーズンは副キャプテンを務める。正確な左足のキックと勝負所での卓越した判断力で決定的な仕事をやってのける。ボランチが本職だが、急所を射貫くスルーパスやクロスでサイドでも高いチャンスメイク能力を発揮する。体力面は衰えが見られるもののまだまだアタッカーとしての能力は高く、スーパーサブとして流れを変える選手としての活躍も出来るんじゃないだろうか。

  

10番 金功青

内藤と並んで最古参の古株。左足の技術はずば抜けており、鋭く質の高いキックを放てるし、プレースキッカーとしても優秀。トップ下やサイドから創造性を注入できる選手だが、近年は稼働率が低下し結果も物足りないためそろそろ勝負の年なのでは。まずは年間通したコンディションの維持が必要。

 

13番 三橋秀平

大卒ルーキーの小兵ドリブラー。キビキビとした動きと、球際でも攻守に踏ん張れる当たりの強さが持ち味か。サイドハーフとかSBが主戦場になる模様だが、タイプ的には広太ともろに被りそうなドリブラーなので切磋琢磨してステップアップを狙って欲しい。

 

14番 星広太

福島の看板選手といえるアタッカー。切り込み隊長として果敢なドリブルからの突破や裏への飛び出しと鋭いシュートを武器に攻撃を牽引する。左サイドからのカットインして右足シュートが得意技。細かいタッチでのボールキープや献身的な守備も持ち味。昨シーズンは後半戦ノーゴールと失速したものの、切れ味鋭いドリブルは健在だったためまずはシュート精度に磨きをかけてほしい。アシストの意識ももっと持てるとさらに強烈なアタッカーになれる。

 

15番 平秀斗

鳥栖から完全移籍加入した若手。パワフルなミドルシュートが武器で、球際でも闘える選手。元々はFWの選手だったが今シーズンはアタッカーからSBまでこなす模様。小さいものの馬力のあるプレーが出来るのでサイドでは攻守に重宝しそうなタイプ。

 

17番 前田尚輝

湘南からのレンタルを延長し、福島で3年目のシーズンに臨む若きボランチ。卓越したボールコントロールから長短のパスでゲームを構築し、足に吸い付くようなドリブルでの状況打開や正確なラストパスでチャンスを作り出す。パワーは無いが、正確ミートで鋭いミドルも打てる。ファンタジスタタイプだが運動量も多く攻守に走れる選手。守備面に課題は多いもののアタッキングについては天才的なセンスを持ち、ボールに触れば触るほど輝きを放つ期待の若手。ボール奪取の面を改善できるかがステップアップへの鍵となりそう。

 

18番 橋本裕貴

大卒ルーキーのテクニシャン。桐光のディ・マリアの異名を取るほど高校時代から高い技術を備えていたアタッカーで、柔らかい左足のタッチから創造性のあるパスやシュートで局面を切り開く。美白なイケメンなので女性人気とか期待できそう。大学最後の年を怪我で棒に振らなければもっと上のクラブに行けたとか言われる逸材らしい。

 

20番 ヘナン

ブラジルから再びJリーグにやってきた左利きのアタッカーで、ボールキープやドリブル、ラストパスが持ち味。左足のキックの技術が高く、アウトサイドの精度も高い。持ちすぎる場面とかはあるけども一瞬の閃きから局面を打開できる選手。やはり同胞のアレックスとのホットラインに期待したい。言語の不自由はネックになるためまずはチームとの連携を早い段階で深めたい。

 

24番 蓮沼翔太

2列目が主戦場となるアタッカー。右足から繰り出す柔らかいパスが武器で、左足のキックも正確。フリーランでスペースを強襲するプレー、点で合わせるプレーには光るものがある。守備とかはまだまだ改善が必要だしプレーにムラは多いものの、チャンスメイク能力や得点力とかは結構高いのでもっとガツガツとした強気なプレーが出来れば大化けできるはず。     

 

27番 橋本拓門

高いインテリジェンスで攻守に的確なポジションを取り、ゲームの構築からチャンスメイクまで担うボランチ。中盤ならどこにでも対応できる。正確なキックと最適なプレーを判断する能力とプレースキックは卓越しており、運動量も非常に多い。 突破力や得点力は高くないものの、ゲームのマネジメントができる賢い選手なので中盤のポジション争いでも遅れをとることはなさそう。

 

FW

9番 アレックス

187cmの大型CF。体格を活かしたポストプレーや空中戦以外にもわりかしドリブルが出来たり味方にラストパスを供給したりと万能型のCFである。スピードや技術は持ち合わせていないものの、フィジカルを活かしたキープや苦しい体勢からでもシュートまで持ち込める力強さ、とにかゴールに迫ろうとするアグレッシヴさが光る。攻守に献身性も身につき、味方を使ったプレーも増えてきているため、あとはシュート精度を上げて結果を残すことが求められる。声かけると笑顔で手を振ってくれたり、自分の名前をコールしてもらうとアップ中でも拍手で応える好青年。

 

11番 田村翔太

湘南から再びレンタル加入し15シーズン以来の復帰となったアタッカー。高校時代は浅野拓磨と2トップを組んでいた。スピードにのったドリブル突破からパンチの効いたシュートを放つ。足下の技術は高く、一瞬の隙を突いたターンや鋭い切り返しにも要注目。守備力も湘南でウイングバックを経験したことで向上してきた。小兵であるため基本的にはサイドハーフとかウイングが主戦場になるはず。課題であるシュート精度、得点力を高め、エース級の活躍が求められる存在。

 

 40番 樋口寛規

元高校サッカー選手権得点王の本格派ストライカー。サイズはないものの、タイミングのいいジャンプやボックス内での絶妙なポジショニングからゴールを量産する。シュートもスキルとセンスともに抜群であり左右どちらの足からでも鋭いシュートを打てる。守備も献身性が高く、前線からのプレスや自陣深くまで戻っての守備もこなす。絶対的エース候補なのだが現在右ひざの故障で長期離脱中。復帰は春の終わり頃だろうか。

 

監督

田坂和昭

大分をJ2からJ1へ押し上げた経験のある監督。選手をコンバートして活かすことに定評のある指導者で、若手の育成にも意欲的。局面の数的有利と距離感、運動量を重視する全員攻撃、全員守備の「密集」したサッカーを目指す。あんまり長身選手にはこだわらないみたい。飄々として物腰が穏やかだった栗原監督と比べてハキハキしゃべる熱い人といった印象が強い。まずはじっくりとやりたいサッカーを作り上げていってほしい。

 

 

いよいよJ3リーグが開幕です。この24人と監督以下スタッフ陣が熱い戦いを見せてくれると信じています。まあFW3人は少なすぎるだろとかDFも5人ってなんだよとは思うけどそこはコンバート田坂の腕の見せ所。ワクワクするシーズン、存分に楽しみましょう。