読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

18番地の蟹さん

蟹が見たサッカーの感想をはじめとした諸々の雑記。たまにアニメとアクション映画。個人的なメモとして。

福島ユナイテッドFC vs グルージャ盛岡

福島ユナイテッド

2016年6月12日、J3リーグ第12節が開催され、福島はホームで盛岡と対戦。東北社会人時代から鎬を削るライバルとの一戦です。盛岡は得点こそそこそこに取れているもののここまで最下位に沈んでいるクラブ。福島もここまで勝ちきれない試合が多く2勝しかあげられず下位に沈んでいる状況。両者とも浮上のきっかけが欲しい中での東北対決となりました。

福島は11節より中盤をアンカー配置型からトップ下1人のダブルボランチ型に変更。左SBには右膝をテーピングでがっちり固定しているものの茂木が復帰しました。ちなみにこの日はホンヨン26歳の誕生日。

www.youtube.com

 

試合は3-1で福島ユナイテッドの勝利!!

福島は今シーズン最多得点試合です!スタッツとかメンバーはこちら

 

試合序盤はお互いミスで自分たちのチャンスを逃したりロングボールの蹴り合いになったりで退屈なゲームだったものの、30分過ぎに樋口のストライカーセンス溢れる2ゴールを立て続けに決めて一気に試合の流れを引き寄せ白熱したゲームに。

後半開始と同時に2枚替えの積極策に出た盛岡に対し受け身なプレーが目立ち、プレスをかけきれず失点したものの、1対1では鉄壁を誇るパウロンと身体を張った気迫の守備を見せる岡田の両CBを中心に追加点は許さず。押し込まれる時間が長くなりなんとか反撃に転じたいところですが、ホンヨンを交代したあたりから前線でのポストワーカーがいなくなり攻撃が停滞気味に。樋口を1トップに据えたものの裏に抜けたい樋口とポストプレーで起点を作り全体を押し上げていこうとする戦術がなかなかマッチしませんでした。樋口が1トップでも相手の最終ラインにプレスをかけ続けるあたりは良い手応えがあったのでオプションとして樋口1トップ時の戦術も整備したいですね。

 

87分には新人で経験の浅い主審が謎ジャッジを繰り出して拓門が遅延行為をとられこの日2枚目のイエローで退場。このジャッジを境に主審はやたらと福島のコンタクトプレーにファールを取るようになり始めます。福島はコーナーキープなどで時間を稼ごうとするも押せ押せになった盛岡がじわりじわりと押し込んできます。ロスタイムは4分。今シーズン試合終盤での失点が多い福島だけにスタンドからも「ドローに持ち込まれるのでは・・・」といった空気が漂い始めます。

しかしその重苦しい空気を交代で出場した広太が吹き飛ばしました。今年ずっと練習を続けてきた「左サイドからドリブルでカットインして右足シュート」が炸裂。スタッツや数字には現れないものの、状況や雰囲気からすればまさしくチームを救う一撃。

 

広太の一撃でトドメをさした福島が見事勝利。試合終了の笛と共に植村がダッシュしてパウロンに飛びついて抱き合っていたあたりからして、ここまで2勝しかできなかった選手たちも相当しんどかったのだろうなと。ラインダンスでは選手、スタッフ全員が笑顔だったことが非常に印象的でした。

 

攻撃面は樋口や広太の得意な形での得点が確立されてきたのでチームとしていかにこういう場面を作っていけるかが浮上の鍵になりそうですね。樋口はここまでの4ゴール全てがワンタッチのものなのでエリア内で勝負させてあげられるようなボールを送り込みたいところ。エリアの外からカットインしてってのはそんなに良くないのかも。

 

失点した場面ではCB2人が外に引きずり出されてポジショニングが崩れ対応が後手後手に回った結果の失点なので、GKやラインを統率する岡田がしっかりと整えて欲しかったもの。ただこの場面以外は大崩れしなかったのでこの調子で失点を減らしていってもらいたい。

 

で、またしても主審の話なんですけども。拓門は退場食らった場面でも蹴る準備して中の選手達がポジショニングとるの待ってただけだと思うんですが。何十秒もモタモタしてたんじゃないし普通にセットプレーにかける時間と変わらないと思うのですが。あれで退場はいくら何でもひどくないすかね。試合を通してやたらとボールに寄りすぎて選手の移動コースをふさいだりジャッジの基準がブレブレだったりしたんですけど、それは仕方ないけどなんであれで拓門を退場させちゃうのかなあ・・・俵主審は今年から主審になった新人ですけど、日本サッカー協会は早いとこ審判の育成プログラム見直してくれよ。J3だって曲がりなりにもプロリーグで興行なんだからそこで「新人の練習台になってよ」はナンセンスだって。これで新人主審に謎ジャッジされたの3回目だぞ。ありもしないPKをとられ、GKを抜き去ったFWをGKが後ろからわざと足かけて倒して決定機阻止したのにPKは取られず、今度はCK蹴ろうとしたら退場ですか。今年は変なジャッジされること凄く多いと思います。他のJ3の試合でも新人のミスジャッジちらほらあるみたいだし。

 

それじゃ最後に印象に残った選手を。

 

岡田亮太・・・段々とラインコントロールが頼もしくなってきた。身体を張った守備で1失点に抑え、終盤には石堂に代わってキャプテンマークを巻くなど頼もしさは増す一方。

 

パウロン・・・ロングボールは長身と圧倒的跳躍力で跳ね返し、ポストプレーされれば後ろから長い足を伸ばしてボールを奪い、ドリブルで仕掛けられれば俊足でぴたりと着いていき自由を与えず、強靱なフィジカルで相手をことごとく潰す。J3レベルを超越した怪物ぶりを今日も存分に発揮。

 

橋本拓門・・・絶妙なポジショニングで攻守を支え、正確なパスが光る。ゴール前まで走り込むなど運動量も多く。セットプレーも高精度だっただけに退場は残念無念。

 

前田・・・プレーの強度が増し、攻守共に球際で闘い続けただけでなく終盤でもボールホルダーのサポートに走り続ける。やっぱり自由に動き回ってボール触ると輝くなあ。

 

ホンヨン・・・誕生日なのでバースデーゴールに期待するも不発。もっとボコボコとシュートして。ポストワークは冴え渡り、絶妙なトラップやボールタッチからの突破は素晴らしかった。あとはシュートだけ。

 

樋口・・・シュートセンスが光り輝いた今回のヒーロー。1点目は完全にマークされ身体を相手が先に入れていたのにうまいタイミングで足を伸ばしてアウトサイドで蹴り込む技ありの一撃。守備でも最後まで相手にプレスをかけ続ける献身性は中央でも発揮された。今後に期待が持てる内容。

 

星広太・・・守備に奮闘しつつ思い切りの良い仕掛けから突き刺した鮮やかなミドルはチームを救う非常に価値ある1点だった。練習を続けた形から得点するという練習は裏切らないの見本。この切れ味をさらに磨いていきたい。

 

来週は今シーズン調子の上がらないガイナーレ鳥取戦。アウェイですが今シーズン初の連勝目指して頑張って欲しいもの。

首位とはまだ勝ち点9差です。チームのブラッシュアップを続け上位進出を貪欲に狙おうぜ。